このところ 懐かしい友人や仲間、お世話になった先生方、幼なじみ。。。との再会やLINEを通じての動画メッセージなど
胸を熱くさせる出来事が起こっている 6月のライラックの香りと共にー
アンナ•ワシーリブナは第二次世界大戦の時にサハリンで日本人の抑留されていた兵士達と生活を共にしたという逸話を持つ
モスクワ音楽院の伝説の『鍵おばさん』アレクサンドラ•フィヨドールブナと同じくらい有名だ
姉妹で練習がしたくて毎日朝から晩まで学校に通いつめて鍵おばさんにお世話になった
インテリなアンナ•ワシーリブナはいつも通り嘆いているー『クリューチ ニダユット、ダージェ ベダゴーグトージェ』
教授にでさえ、貸せる鍵(教室)がないわ!!!!と
人生は新しい出会いがあれば、別れに出会うこともあるー
大切な人の死 というものはただ哀しく苦しいものではないことに気づくことがある 音楽のちからによって
哀しいメロディーと共に 必ず その人との楽しい思い出がよみがえり なんとも言えないあたたかい気持ちに包まれるのだ
残された仲間は寄り添うようにして その人との思い出を語り合い寄り添うーそこにぬくもりが生まれることを私は最近知った
アレクサンドル•ズィノーヴィッチ アンサンブルの巨匠ボンドリャンスキーの姿を見ると どうしても思い出さずにはいられない人が2人いる
私達姉妹を 子供の時から指導してくれモスクワに送り出してくれた細田淑子先生
そして ロシアピアニズムの魅力を教えてくださる運命の人 カステルスキー教授
まだ私の心に スズダリにある木の橋があって いまでもあの白夜のくらやみ、風に乗る気持ちの昂り、星空に照らされた川なんてすぐ思い出せる
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