20.7.11

Intermezzo



1




わたしは  台風が好き

からすの声をたよりに おとずれを待つ

たれそれは 巡業というて其れを興じる

暗と樂と


それをわたしは『インテルメッツィオ』と名づける







2




大陽がつづいて

久しぶりの雨がいた 北の地で


幸せだとはいうまでもない






3




橤は 時に やさしく 甘く 

そして 


密を持つ


蓮は蕾のままでいた


恥じらいを残して









きづいたら 2時間ばかり経っていた

霧のあがる 明日は晴れだと

心地よい木々に囲まれながら

私にもどれる時間がある







ああ 幸子 

その上の部分だけぐらい いいじゃない









余韻



見えないもの


そういったもので私の悦びはかたちづくられていく


勿論 好みは永久でなし






うつくしいものをずっと追求しつづける





しかく と すうじ と。

矛盾に心地よさが重なると

響き始めるわたしのこえ
















фп

Моя фотография
すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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