『Marie Antoinette』(2006)
ソフィア•コッポラの表現する光の描写が好きだ。それは時間が止まったような、絵画のような錯覚を起こさせる。ファッション、インテリア、デザインには現代の香りが織混ぜられる。歴史上の一人の女性の偶像をものの見事に彼女の世界観で包みこまれた作品。
そしてキルスティン•ダンスト(マリー=アントワネット)との組み合わせで一層幻想的で魅力が深まる。
17933年フランス革命の最中、サントノレ通り、ロワイヤル通りをぬけてコンコルド広場へー時代と革命に翻弄されたマリー=アントワネットが処刑される。
彼女の想いとは別のところで時代に翻弄された一人の女性の姿ー
映画はある一面しか映し出されないがそのおかげで もう一面を考えるきっかけを与えてくれる。
少し濃いめのコーヒーを飲みながら物思いに耽る
ジャスミン茶の花の開く様を喜ぶ彼女の表情がやけに目につく
♡