30.10.11

white quintet













口切りを前に 御釜や南部鉄瓶や器を今日はお湯を通しながら手入れをしていた




最後にホーローのおやかんがうずうずしていたので


忘れないようにお手入れをした


とてもうれしそうだった。



自分の心までもが楚々となり  茶釜はぽってりとふくふくしくなっていた



そういえば我が家の静かな犬 福子は元気かしら…


彼女は 人が側でいないとごはんを食べない


食欲を我慢する犬は初めてだと


父が呟いていた









深々と夜も更け   ゆっくりと外に出る

 
小糠雨 ぼおっとする光のシグナルの幻想的なこと


 耳許では


ボロディン四重奏&リヒテル  ショスタコーヴィッチピアノ五重奏、フランクピアノ五重奏が響く  



冷たい風は弦楽器の音が似合うから。






アンサンブルはピアノトリオ(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)が俄然好みだ



わたしは何かと『3』を好む  3拍子であったり 3つの言葉で片付けてしまうことも多い



2人より3人の方が 意外な会話の展開など 面白いことが多い



音楽で対話をするアンサンブルの悦び




ボンドリャンスキー教授と故・ガイダモーヴィッチ教授の授業は



いまでは残り少なくなった『ロシアンシュコーラ(russian school)』まさにそれだった



 橤


1985年12月5日 モスクワ音楽院大ホールのコンサート録音


Shostakovich : Piano Quintet op.57 

Richter & Borodin  quartet


фп

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すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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