12.3.12

文鳥




『文鳥/夏目漱石』


漱石がロンドン留学後にかいた英詩に 
I looked as her as she looked at me;
We looked at stood a moment
Between Life and Dream
という一節からはじまる無題の詩がある。
男と女は 夢と人生のあわいに現存した一瞬に互いに見つめ合いたちつくすー

そしてこの詩はこうとじられる
Oh that life could Melt into Dream.
Instread of Dream.
Is constantly
Chased away by Life!



『うつくしきものの死』をテーマにした『文鳥』は
生きることへのはかなさと【たのみもせぬものを籠へ入れた】文鳥の繊細な姿、そして可憐なしぐさやその描写に過去の『うつくしい女』の記憶が重ねられており作品の奥行きは一層深くなるのだ。



ひとつの作品を 深く吟味したい此の頃ー



фп

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すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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