8.3.12

Shakespeare









◆読書録 あらし/シェイクスピア

シェイクスピアは『夏の夜の夢』からずいぶんと遠い道のりをあるいていた。四代悲劇、世界の暗黒の面を見てしまったシェイクスピアに
あの幸福な調和『夏の夜の夢』はもう幻のように見えていたのかもしれない。だが そのまま絶望をテーマに安住することもできなかった。

再び安定した境地、無垢のままの自分と和解すること、ロマン派の原点にうまれたのが『あらし』だった。これが彼の作品の最後である。

『夏の夜の夢』では素朴さとおおらかな幸福で終始‘どたばた劇’のような模様がおこなわれる。劇中春夏秋冬は狂っていてだがそれは一時の気まぐれでしかない。



かたかたかたとレモネードをスプーンでかき混ぜながら  読み耽る  私は彼の作品が大好きなのだ








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すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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